塗装の必要性

塗装は外観を美しくするだけでなく建物を保護するという大切な役割があります。 外壁は風雨や太陽光線、気温の変化などの自然現象にさらされ、汚れや老化、風化といった損傷を受ける場所です。 こまめにチェックをしてその段階にあった補修が必要です。
そこで大切なのが防水塗装です。
防水塗装は、建物の外観を美しくするだけではありません。
塗装は、外壁や屋根の傷みの原因となる『防水効果』を蘇らせ、腐ったり、あせたりといった家の老化を未然に防ぐはたらきがあるのです。
通常、防水塗装を必要とする外壁には、「サイディングボード」「モルタル塗り」「ALC板」などがありますが、「木材」と同様、どれも水に弱いという共通した性質があります。 塗装はそれらの構造体の「耐水性」を高め、『長持ちする家』にする大切な役目を果たしているのです。

塗装の3つの目的

● 物体の保護

強烈な紫外線や水分、地震や台風の揺動、酸性雨、大気汚染物質などに絶えず攻められていても、逃げ場のないのが建物です。年月が経つと共に屋根瓦のズレや外壁の割れ、鉄部のサビ、木部の腐りなどの傷みが表れ、放置すれば建物内部へ水分が侵入し、構造部分の老朽化を促進していきます。塗装することによって、素材表面に丈夫な皮膜を作り、劣化から保護することができます。

● 美観付与

多彩な色・つや・平滑・凹凸模様など、バラエティーに富んだ仕上がりを提供できます。
塗り替え時に、新設時とは異なるデザインに変更することも可能です。
塗装をする事によって住まいの印象が劇的に変わるのが「外観」。『自分だけのわが家』を作りあげるために、経験豊富なスタッフがご提案をさせて頂きます。

● 新機能の付与

汚れ防止・防カビ・防藻・抗菌・結露防止など、塗装によって強度を上げると同時に新しい機能を付与することも可能です。

塗料について

● アクリル樹脂塗料

主に建築物の内外壁の仕上げ塗料として、約40年の実績をもつ塗料です。ウレタン樹脂塗料程ではありませんが、耐候性などに優れ、耐久性と経済性が評価されて重用されています。
※ゴムテックス・アーバンテリア

● ウレタン樹脂塗料

塗膜性能・美粧性共に優れており、塗装の中でも高級グレードに位置づけられる塗料。塗膜は強度・耐摩耗性・耐薬品性・耐水性などの性能に優れており、アクリル樹脂塗料のアップグレード品として、ここ数年のうちに大きな実績を作っています。
※アクアレタン(水性)、セラMレタン(弱溶剤)

● シリコン樹脂塗料

フッ素樹脂塗料と共に「超耐候性塗料」と称される塗料。フッ素樹脂塗料に限りなく近い耐久性を持ちながら、コストはウレタン樹脂塗料とフッ素樹脂塗料の中間に位置するコストパフォーマンスの良さが評価され、大規模改修工事では現在注目されている塗料です。
※アクアシリコンACⅡ(水性)、セラMシリコンⅡ(弱溶剤)

● フッ素樹脂塗料

各種塗料樹脂の中で最も化学的安定性が高い炭素(フッ素統合)を有する樹脂を使用した塗料。他の塗料よりも各段にコストが上がりますが、メンテナンスサイクルが長く、ランニングコストは安くなるため、高層ビルの外装をはじめ、橋梁やプラントなどの仕上げ塗料として採用されています。高い実績が評価され、一般住宅の塗り替えで今、最も注目されている塗料です。

※ 耐候性とは?

夏の強い紫外線、秋の台風による強い風雨、冬の寒気や雪など、外壁に塗られた塗膜は、過酷な自然に晒されています。これらは塗膜を劣化させる要因となり、変色や粉っぽさ、割れや剥がれに塗膜が持ちこたえられるかを指しています。

塗装の点検

● 3~5年に1度の点検が必要

塗装の防水効果は5~6年ほどで低下し、カビや藻類が発生しやすくなります。
塗装が落ち、防水効果が失われると、雨水等が柱や梁を腐らせ、大きな損害につながることから、定期的な点検や補修が必要になります。

塗装のプロセス

● 外壁の塗装前にバイオ洗浄し、下地調整

徹底洗浄で、カビなどの微生物を除去後、入念な下地調整、さらに各外壁材に最適な塗装を施すことによって、耐久性に優れた外壁にリフォームします。

● 塗り替え

外壁塗装は三段階の塗り重ねにより、厚い塗膜を造ります。また作業では、塗料を飛散させないローラー工法を採用しています。
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